fetish hole

18禁の内容です。フェチズムやSMに関するものと心の内面にフォーカスした内容が多いです。

オジサマ

さっきまで傍らでいたサラリーマンがいない。

私に話しかけてきたサラリーマン。

笑いながら話していた彼の姿は何処にもいない。

 

彼は吊られた肉の塊になっていた。

視界を奪われ、行動を抑制されていた。

何かに身体が触れる度に身体をビクつかせ、声をあげていた。

只の肉人形。吊られた肉人形。

このオジサンは、このまま放置されるとどうなるのだろうか。

時間の経過とともに、糞尿を垂れ流してしまうのだろうか。

そうだとしたら、なんて哀れなのだろう。

首も腕も脚も全て南京錠をかけられ、おまけに貴方は吊るされてしまっている。

股間には鎖が通されてしまっている。

ねえ、どう頑張っても逃げられないよ?

オジサマ、貴方はどうやって生きていくの?

 

オジサマはお尻を突き出す格好に調整され、鞭を打たれ、平手でバシバシ叩かれている。

オジサマ、痛くない?

叩かれる度に低音の呻き声が響く。

オジサマ、貴方はこの無様な格好になっても感じてしまうの?

貴方には理性がないの?

可哀想、本当に可哀想。

可哀想過ぎるから、私がオジサマを触ってあげる。アゴを持ち上げると、オジサマは嬉しそう。顔も見えないけれど、私には分るの。

 

お口のカバーを外してあげましょう。

うわぁ、オジサマ、顔の下半分が唾液まみれじゃない。口髭にも唾液がテカテカ付いているし、またアゴの下から滴り落ちそうよ?

 

お口が寂しそうだから、指を入れてあげましょう。3本?4本…?5本全部入れちゃおっか。

 

嚥下反射でオジサマは咽せる。

咽せて指を外したところで、また涎が溢れてくる。

 

オジサマはオジサマでなくなったんだね。

そうか、そうか。

それなら肉人形として、私を愛してね。

私も肉人形がずっとずっと欲しかったのよ。

安心してね、もう一切の意思決定をする必要もないわ。

決定権は全て私の中にあるのよ。

幸せでしょ?