一方通行
吐き出し口がないものだから、私はいつだって言葉にして何かを残す
小学生の頃から、宿題とは別にノートを作り書き残す
交換日記というのが好きで、口に言い出せないことをずっと日記にして
渡すのが好きだった
でも多くの場合、相手はそれほど書くことも好きではなかった
実施するプロセスにおいては、私の気持ちが相手に分かればいいやと
いう部分に着地する
ブログもツイートも、誰が読んでいるのか分からない
「いいね」だって、反射的に押している人もいるだろうし、儀礼的なもの
なのかもしれない
だけれども、一部の人に痛烈に刺さるようなものであればそれで良いと思う
私は発信し続けて、きっと死ぬまで相手が自分の文章でどのように受け止め
どのように感じるのかは分からないままでいる
不合理だけれども、もし、本当に何かを伝えたい人がいるなら、あらゆる
手段を使ってコンタクトを取ると思う
いつか取ったアンケートみたいに、本当に私を独占したいのであれば
したたかな人であれば独占の作戦を決行しているだろうし、私はいずれ
その人の思う部分で存在しているのかもしれない
「独占」の定義も人それぞれ
物理的な独占が独占でもないしね
でもそれすらも、私は分からないままに、誰が読んでいるのか分からない
文章をひたすら打ち続ける