fetish hole

18禁の内容です。フェチズムやSMに関するものと心の内面にフォーカスした内容が多いです。

update2

君は唇を震わせ、涙ぐんだ様子で僕から視線を逸らす。

確かに両手に手枷は付けているが、それだけの状態で椅子に腰を下ろしているだけだ。

私服のままであるし、動こうと思えば…若しくは僕の発言に異議を唱えるならば、充分な時間は与えられている。

立っている僕は、君の頭を両手で抱え、再度視線を合わせるように促す。

身体は小刻みに震え、体温が上がっていくのを感じることができる。

 

なんていうことだろうか。

この状態でまだ細やかな抵抗をしているようだ。

本当は直ぐにでも壊して欲しそうな表情なのに、何も発言しない。

それは狡いなぁ…。

 

僕が貴女の精神をジャックするでしょ。

貴女はね、僕みたいな人を探していたんでしょ?

僕はね、貴女みたいな人をずーっと探していたの。

ずっとね、アルバイトを始めた頃からロックオンしていたの。

貴女は気付いていなかったかもしれないけれど、貴女の表も裏のSNSも全部知っているよ。

僕はその上で声を掛けたの…そしたらさ、貴女は僕とこんな密室な空間に2人きりでいるじゃない?

僕ばかりいっぱい告白して…ズルイよ。貴女だって、僕に声かけて欲しかったくせにさ。

 

ようやく目を合わせてくれた。

唇の傍から涎が垂れている。

カウパーの匂いと僕の言葉に反応している。

…可愛い…。

 

ずっとこんな風に言って貰いたかった…って?

 

早く言ってよ。

僕はずっとその言葉を待っていたのに…全く焦らしてくれるね。

 

君は五感の融合を欲していたね。

それが僕のコアでもあるんだ。

 

いいかい?

僕と一緒にいる時には、君は僕の所有者だ。

君は、僕の好きなように…と言ってくれたから、僕は君を好きなように扱うよ。

 

もうあの男の事を忘れさせてあげる。

君は僕にこれからのやり取りをずっと撮り続けられるんだよ。文字として、映像として。

今度は僕が君を描写するんだ。

普段の様との比較、僕と過ごした時間の流れ等を細かくね、描写するんだ。