What a white dog saw
わたしからしてみれば、2人とも有名な人。
その世界での憧れの人であり、良識的な人。
何故そのような空間に自分がにいるのか、深く考えても答えは出ない。
でも不思議。
白いテカテカストッキングと白いゼンタイを渡され、わたしだけそれに着替えた。
わたしだけ…‼︎
それだけでドキドキしてしまい、濡れてしまった。どちらかがわたしを相手しているのかは分からないまま、わたしは誰かに触られている。
まるでペットを触るように優しく、そしてわたしのスイッチを入れようと。
そんな容易なタッチでさえも、わたしはいとも簡単に声が出てしまう。
視界はよく分からない。
目を開けてもよく分からない。
でも分かるのは、2人がわたしを触ってくれない時は、大人しくしておかなければいけないということ。
わたしにバレないよう、声を出さず、何かいかがわしいことをしているのは分かる。
少しの物音、そこにわずかに揺らぐ空気…。
たまに漏れる吐息。
やがて、またどちらかがわたしを触ってくる。
頭を撫でられ、足を撫でられ、アソコを刺激する。アソコは少ししか触ってくれない…。
そして、少しオモチャで遊ばれてしまう。
それも向こうの意のままに。
意のままに、わたしは快楽の声をあげてアソコが濡れている。パブロフ犬とはまさにこのこと。
気がつくと…いや、正確には、気がついたフリをした時には、2人ともがゼンタイに着替えてベッドにいた。
…こんな体験は初めてだ…。
会話もない。タイツの素材と素材が擦れる音と、2人がキスを交わす音、女性の喘ぐ声しかしない空間。
わたしはいつしかわたしではなくなっていた。
人のような物体との絡みに愛犬がいるような構成。
濃厚に愛し合う2人に、まとわりつく犬。
犬が可愛がってくれる時もあれば、蚊帳の外で、2人の下半身にまとわりつくのだ。
布地一枚を通し、人間のようなもののSEXを体感する犬。すごくいかがわしい。すごくイヤらしい。2人は求め合っているのに、その場に犬がいる。
そんな2人に挟まれ、アソコも乳首も触られてまくった。すごい濡れていると、人のようなものに言われ、恥ずかしかった。
男性の人のようなものは、女性の人のようなものと、わたしの悦ぶ場所を知っている。
女性は喘ぎ声を、わたしは鳴き声をあげて悦ぶ。いっぱいのシミを作って…。そして果てた。
満足した犬は、幸せそうに横たわる人のようなものをみて少し嬉しかった。
今度は首輪を付けて可愛がって欲しいと思った。