その夏の特別な日②
食材調達のために近くのショッピングモールへ向かう。
入り口前の噴水のイルミネーションが夏の夜っぽさを出していた。
「今日は限界にチャレンジするから沢山水分とるかも…」
そういいながら2ℓのペットボトルのお茶、スポーツドリンクを籠に入れてきた。
僕はチキンカツのお弁当を入れた(今夜は体力使うだろうし…)。
彼女はお弁当を入れた後、スイーツコーナーでじっくり見入っていた。
「何それ、メッシーする?」
僕は彼女のお尻をふざけて触る。
照れくさそうに「ううん、今日はプリンな気分なの、プリンアラモード!普段は絶対食べないけどね、エネルギー無くなっちゃいそうだから笑!」
そして僕用に丑の日が近いからとウナギイヌのエクレアを買い物かごへ入れてきた。
何の変哲もないスイーツなんだけれど、僕からすると彼女の期待と以前言っていたメッシープレイを期待しているのかな…と思った。
そして下調べしていたホテルへ到着する。
またすごい雨が降り、不快指数はMaxだった。
沢山の荷物を抱え、チェックインを済ませる。
2人とも一気に緊張の糸が切れる。
「つーかーれーたーーーー」
彼女は荷物を置き、速攻でうがいと手洗いを済ませベッドへ倒れこむ。
僕は一通りの感染対策を済ませた後、お風呂の準備をして、今日彼女と楽しむためのお店の準備を始めた。
「いつものお店だ♪こんなにたくさん!?」
「せやで。どれだけこの日を心待ちにしたかと思ってるん?」
「私も…だからね、私も今日は持ってきたの。自粛期間中ね、部屋の掃除をしていたの。そしたら捨てたと思い込んでいたものが見つかって…これこれ…でもね、実家で洗えていなくって…お股の部分がシミになったままなの…恥ずかしいんだけど。後はこれ…えーっとなんだっけ…。」
ぶつぶつ言いながらその商品のパッケージを開ける。
出てきたのはナイロン製のグローブだった。
「あーなんか思い出した。以前注文したんだけれど、買ってすぐ忙しくなってクローゼットに押し込んだままだったの。いつか会えたら持って行こうってそれだけ覚えてたから持ってきたんだ。」
そう言いながら、ナイロン製のグローブを身につけだした。指先までナイロンで包まれるこの代物は、魅力的だった。これで彼女の下地が完璧になる。
「僕のやつも見て。これやで。」
「ああ、この前写真撮ってくれていたやつ?…うわあああ…これすごい光沢、すごくない?」
「この前見せたやん、あんな感じ」
僕は一足先にナイロンドールになった自分の写真を送っていた。つるっとぬるっと、その包まれ心地は最高だった。
「今日は私何もできなくなるかも…」
「何もできなくなってええやん。僕にドールになるんやから…。」
彼女は言う。
「あのさ、スカート脱いでいい?」
「もちろん!」
「もうさ、我慢できなくって…。今日ずっと我慢してたの。」
彼女はスカートを下ろして僕にお尻を突き出す。
「ねえ、触って…?」
目の前に黒いストッキングのお尻が現れる。僕はお尻に吸い付き、思いっきり深呼吸をする。
ああ、この匂い…4か月ぶりのこの匂い。記憶が蘇ってくる。
僕はこの自粛期間中、彼女から預かっていたタイツとレオタードでペニスが無くなるんじゃないかという程自慰に耽った。
この独特の香りと甘さ、僕は一気に勃起した。