fetish hole

18禁の内容です。フェチズムやSMに関するものと心の内面にフォーカスした内容が多いです。

Fish into the water

きっかけなんてものは不意にやってくる

意図せずにやってくる

そんな時は、なんか逃してはいけない気持ちになって

勇気を振り絞ってコンタクトを取ってみたりする

 

そんな風になるまでは、そんな風になった後でもいつだって不安

結局単なるはけ口にしか過ぎないのかとか

…私も見る人からするとはけ口なのかもしれないけれど

自分の中には明確な想いがあるけれども

それを伝えることは、相手にとって負担しかないのであまり言わないようにしている

どこまで言うのかもその人次第…

 

と、いろいろ考えてもキリがないので、機会があった時には

「会いたいか、会いたくないか」

 

いたって好青年

見るからに好青年

私に会うよりも、きっともっとふさわしい人はいるだろうに…

またそんな風に考えてしまう

 

待ち合わせをして、少し歩いてホテルへ行く

昼食を摂っていない私だけコンビニで買ったご飯を食べるけれど

食欲より気になる欲の方が勝って味なんてしない

早くどんな味がするのか、匂いがするのか、そっちが気になって仕方ない

 

「マスク、買って来たんです」

「え、どこで?いつ?」

「今日です。友人との約束の前に…」

 

もう被りたくて仕方ない。

欲求で被りたいのと、恥ずかしいのと…。

 

「被りたい、被りたい!!」

(早く、早く被せて、欲を出させて!!)

 

黒いナイロンのマスクを手にする

お口の部分だけ開いたマスク

照明を落としているせいもあるけれども、視界は良くわからない…

 

頭をゆっくり撫でられ、抱き寄せられ、唇の中に舌がにゅるっと入る

彼の唾液がじゅばっと私の口腔内へ流れ込む

あっ、良い…この感覚…泳いで行けそうな感覚

私は彼に覆いかぶさって、お互いの舌を絡め合う

いくらでも舌を自由に這わせてくれる

いくらでも唾液を受け止めてくれる

そして私もそれをする

 

ツキモノの私は、上半身は裸に、下はパンツとパンストを履いたままの姿になる

今度は私の身体に覆いかぶさる

乳首を優しく、ちゅぱちゅぱと音を鳴らしてしゃぶりついてきて

それがすごく気持ちよくってアヒャアヒャと声を鳴らす

私の乳首はあっという間に唾液まみれになり

私は気持ちよくて口から唾液をだらしなく垂らす

 

そして勃起したペニスが口へねじ込まれる

口への出し入れをする度に少しずつ膨張していく

その膨張に私の脳みそは追い付かずにえずく

…一瞬ペニスは口元から離れるけれど

またそれを繰り返す

さっき食べたものが上がってくる気持ち悪さと

ねじ込まれている快感が錯綜する

 

じゅぽじゅぽと出し入れが続き

やがて生温かい液が口腔内へ流れ込む

苦くない精液

私は余すことなく吸い付き、吸い付き、吸い尽くす

そしてゆっくり喉へ流す

「これが彼の味」

 

そして彼の脇の中へ顔をうずめる

そしてゆっくり息を吸う

彼の体臭を鼻腔から吸い込み

彼の身体の匂いを、鼻腔から脳みそへシグナルを送る

「これが彼の体臭」

そうやってインプットする

 

「僕、ドMでもあるんですよ…。マスク被っても良いですか?」

そうして、私のマスクを彼が被る。

さっきまで私が被っていた、化粧と汗と唾液まみれのマスクを被る

 

マスク姿の男性

マスクにパンツ姿の男性

 

ああ、なんてエロティックなんでしょう!!

「四つん這いになってもらっていいですか?」

「はい、こうですか」

 

マスク男性が私の言うことを聞いて四つん這いになっている

なんて素敵なフォルムなんでしょう…

突き出したお尻のライン、太もも

全てが愛おしい

お尻の穴に鼻をくっつけ、舌を這わせる

そして大きく深呼吸を繰り返す

また私の中でインプットする

「これが彼のお尻のニオイ」

そしてまたパンツ越しにお尻の穴を舐める

いくらでも唾液が出る

 

水槽があればね

私の頭の中では大きな水槽で彼を飼うのに…