承認欲求

人は誰しも自分の存在価値を認めて

欲しいもの

わたしもその1人ではあるし、いいところも

悪いところも受け入れて欲しいと思っている100%無理なのは承知の上だけれど、限りなく100なら良いのに…と思う

自信があるのだかないんだか

自分はどうしたいんだか

支配をしたいのか、されたいのか

支配をするもされるも、その時々によって柔軟に入れ替われば良いのではないか？

話を適当に聞いとけばいいのか…

途中からそんな風に思えてきた

その一方で、何か求めている気もした

「そんな風にしたいけれど…」踏み出そう、いや踏み出せないようなカンジだった

心情的には、わたしを介して自分を確かめたいように思えた

愛撫をする

私の身体が反応する

ビクつく

乳首が勃起する

喘ぐ

身体が熱くなる

相手の身体へ抱きつく

濡れる

そのresponseより、薄い一枚の生地の上から愛撫する。指を乳房へ、クリトリスへ

クリトリスをキュッと指で押し付けると、ヌメッとする

触れられると様々な部分が反応する

キモチイイ…

素材を愛でる感覚

その愛でる感覚は、生地を通して私の身体、

抑圧していた私の気持ちまで愛でて

くれているような気がした

彼の妄想通り

私はローターを突っ込まれ、水着を着て、

マスクを被る

彼のご希望通り

私の願望通り

気持ちは一気に加速する

私はわたしで無くなる

視覚を遮断され

より残りの感覚器官は鋭敏に彼を感じる

先ほどよりも彼の好きにしたい欲望を

ドロッとした願望が私を覆い尽くす

黒い欲望の塊が私を覆う

私はその塊に覆われ、安心する

これだけ黒ければ私はわたしを出せる

キスをする

内臓を圧迫するくらいハグされる

首を絞められる

目がニヤニヤしている

嬉しそう

すごく嬉しそう

私も嬉しい

気味の悪い私を褒めてくれているようで