fetish hole

18禁の内容です。フェチズムやSMに関するものと心の内面にフォーカスした内容が多いです。

食されたい存在

専門家は言う。

何かあれば相談してくださいね、

 

昔はそれが先生だったり、先輩だったり。

でも何かを言うには心の共感ベクトルが同じじゃないと話す気になれない。

専門家だろうと無かろうと、話がわかる人に話をする。

 

見ず知らずのネットの人に相談するなんて、けしからん話だ。

見ず知らずのネット上の人なんて信用できない。

 

誰がどこで自己開示をするかという問題と、それを利用して私欲の肥やしにする問題とは別物だ。

 

私だけではなく、ネット上で見る限り、自己開示をするにあたり、いくつかのレイヤーが存在する。

この人には第一層まで、この人は信頼できるから第五層くらいまでだろうか…?

 

あなたが層別化するように、相手も層別化しながら自己開示を図る。

 

時として、大何層とか考えが及ばないままに引き込まれてしまう人もいる。

昆虫が花の蜜に誘われるように…その花の様相が、自分を侵食するに値する対象と分かっていても、本能が理性を上回るタイミングが存在する。

 

例えば、その人には安定的なパートナーが居たとしても…表面上は何の歪さを感じないようであっても、自分の本能がそうさせる。

 

そういう甘美な対象と遭遇してしまうと、何かの暗示にでもかかったかのように、ロックオンされてしまう。

 

例え相手がどんな風に自分を見ていようかとか関係なく…(いやもちろん全身全霊で自分を愛してくれ、骨の髄まで食してくれるのが本望なのだが…)、自分が相手の全てが好きで好きで堪らない対象となり得るのだ。

幸いにして、自分の偏愛ぷりが万人受けしないことはもう十分承知しているので、その人を目の前にし、その人から双方の合図がない限り、偏愛ぷりがオープンになる事はない。

 

愛の形は人それぞれ。

もう仕方が無いのだけど、食されたい存在にしか、私の内なる気持ちを打ち明ける事は無いと思う。

世の中的に相応の対応を、レイヤーに合わせてやり取りをする。それで互いはそれ相応の温かな関わりがし合える。

 

自分の気持ちは、偏愛を許し合える関係性の中に成立する。

壊しに来てよ、いつでも待っててるから。