fetish hole

18禁の内容です。フェチズムやSMに関するものと心の内面にフォーカスした内容が多いです。

僕の変身願望⑩〜タイツの中の秘め事〜

タイツを着たアイさんは本当にお人形さんのようだった。 欲望に素直で、年の差を感じない。 難しいことを言わない、刺激に素直に反応し、僕の全てを愛情と受け入れてくれる、無垢な幼児のようでもあった。 もちろん、僕にはそんな趣味はないのだけれど。 ど…

僕の変身願望⑨〜黒い蜜の味わい〜

僕のやることに彼女は反応を示す。 僕が彼女のタイツに触れるたびに、彼女はビクビクしながら身体で反応する。 僕は何かの楽器を奏でるような気持ちになり、興奮と幸福感を抱いていた。 僕が彼女の主導権を握るようでもあり、一緒に何かのストーリーを作って…

僕の変身願望⑧〜壊れていくタイツ人形〜

僕はしばらくお姉さんの様子を眺めてた。 お姉さんは自分の身体をくねらせ、手で頭から胸、そして脚の方まで緩やかに滑らせていく。まるで僕に見せつけるように…。 間接照明で揺れるその緩やかな動きに、僕は心を奪われていた。 この人はずっとこの快楽を長…

僕の変身願望⑦〜僕のゼンタイ〜

ホテルに入った僕はどこに居場所を見つけるのか少し苦慮した。 お姉さんは手慣れた様子で買って来たものを整理し始めた。 「ベッドに座っていいよ、くつろいで。」 「…あ、はい。ありがとうございます。」 僕は買って来たお茶を飲んだ。飲んだところですぐに…

僕の変身願望⑥〜ささやかな期待〜

やり取りを始めた頃、僕は高校生だったけれども、今は立派な大人だ。 年上だからとお姉さんに全てご馳走になるのは良くないと、半分出させてもらった。 楽しい時間とは本当にあっという間に過ぎるようで、お店に入る前と後での空気は変わり、汗ばむくらいだ…

僕の変身願望⑤〜僕の告白〜

お姉さんは僕の話を聞いてくれるだろうか。 この間みたいな、写真をあげたら返ってきたコメントではないコメントが欲しい。 きっと違うコメントをくれるはずだ。 「あの、話したいことがあって…。」 僕は乾いた喉に唾を飲み込む。 「何、あらたまって。」 お…

僕の変身願望④~おねえさん~

SNS-その頃の規制は緩かった。 僕とお姉さんの出会い(出会っても居なかったけれど)緩い世代間の繋がりで、その緩いまま、何かにつけてやり取りは地味に継続していた。 僕は裏垢こそ最近作ったものの、SNSには異存気味であるくらい色んなものに手を出して…

僕の変身願望③~僕の価値~

僕は精液と汗を拭きとり、ゼンタイを脱いでシャワーを浴びた。 シャワーを浴びる間も、先ほどの初めての感覚が忘れられず、僕のペニスそれに合わせるように反応する。 これをSNSにあげるとどうなるのかな…。 どうせ僕だってわからないしな。 名前だってfake…

僕の変身願望②~無表情な有機体~

女の子になりたいけれども、それはとてもおこがましい。 だからと言ってゲイな訳ではない。 女王様の言うことを聞きたいか、鞭や蝋燭は興味がない。 せめて、せめて男性性を無くしたい。 …そんな人達はいないものだろうか…?? 誰かのリツイートで、とあるサ…

僕の変身願望①~もどかしい気持ち~

ひと晩経つと、顎のあたりにうっすらと…そして毎朝、僕は女性のメイクの時間をそれに充てる。 変に剃り残しがあると、それは汚らしいし、憧れのあの人になんて思われるか分からない。 もともと僕はそんなにワイルドな感じでもなければ、かわいらしい顔と言わ…

Fish into the water

きっかけなんてものは不意にやってくる 意図せずにやってくる そんな時は、なんか逃してはいけない気持ちになって 勇気を振り絞ってコンタクトを取ってみたりする そんな風になるまでは、そんな風になった後でもいつだって不安 結局単なるはけ口にしか過ぎな…

1枚のかわ

その手でマスクを被せられたとき、自分の心臓の音が早くなるのが分かる ジッパーで締め上げていくとき、ようやく私は我慢から解放される もう相手の視線もも言動も気にしなくていいの だって私は見えないんだもの そして、私は相手の思い通りのお人形になる …

Meaning

この所、自分に対しての嫌気がハンパなかった。 暖簾に腕押しな感覚…欲をぶつけたい、けれどぶつけたところでどうしようもない…生きている意味なんてないな…って感じていた。 生きることの意味って、人に優しくする事、困っている人へ手を差し伸べる事では無…

空気

君の生育歴を聞いて、そんな育てられ方があるんだって絶望したの。 でも君は、一見過不足ない愛をもらっているように見えたわたしの孤独に寄り添ってくれた。 笑わない目 冷たい言いぐさ プレイという概念ではない。 通常のSEXに飽きたからするようなもので…

適応

世の中に染まっているように見せかけて 何なら周りから一定の評価なんて貰っていたりして すごいですねーとか言われたりして きっと周りは僕のことを勘違いしている でもそちらの方が社会を生きていくには都合が良い どうしようもない黒の塊 突くと一気に溢…

ひととき。

弱音を吐くと、それを美味だと嗅ぎ分けて詮索する人がいる。皆噂とか、妬みとか僻みとかが好きだし、自分の保身に回る。 本当なら短時間でガッツリ話して、また次回という予定だったと思う。 それに私が希望した訳ではなく、別の上位職から「ランチを一緒に……

距離

自分の人生の期待値なんて知れている。 恋なんて望んでいないし、美しい恋愛なんて自分には合致しない。 欲の吐き出しに、お互いそういう気持ちなんでしょう?…分かった上で会う。 感情のゲージはカラカラの砂漠で、性欲だけは溢れ返る。溢れそうだからとに…

脱け殻

さっきまで、あの人はこれを身につけて、僕と愛し合っていた。まだ何となく温もりを感じる。これに腕を通し、秘部を濡らしていた。パンストもゼンタイも、洗濯が大変そうだから、僕が預かった。 脚を通したパンストに腕を通し、爪先の匂いを嗅ぐ。ツンとした…

update7

この人を手なづけるのは簡単なのかもしれない。 僕がやりたい事をすれば、君は反応する。 最も好ましいかたちで反応してくれる。 ハナクソでスイッチが入るだなんて、嬉しいなあ。 もっと沢山沢山快感スイッチを付けてあげる。 アルバイト先の気立ての良さは…

update6

鼻に指を突っ込込まれて、鼻フックみたいでドキドキする…。 ああ、鼻の穴をこねくり回さないで…。 自分の愛液の匂いと鼻水がミックスされて、まるでアソコを犯されている気分。 あっ、あっ、なんか気持ちいい。 鼻毛がナイロン素材と摩擦する感触。 小さな2…

update5

僕は君にナイロンの良さを感じて欲しいと思ったんだ。 今は目隠しで見えないだろうけれども、お揃いの黒色のグローブなんだよ。 ナイロンとナイロンの素材が擦れ合うとさ、ほらこんなにも気持ちが良いんだ。 指先をね、ほーら、こんな風に絡め合うだけで、指…

update4

エアコンを入れていないせいか、身近な歳下の男性から恥ずかしい指示を出されているせいか、色んなところが火照っていくのが分かる。 アイマスクのおかげで、どんな風な顔で見られているのかは分からないが、定期的に指先で鼻筋、唇、乳首、股間の辺りをタッ…

update3

背徳の境地かもしれない。 私の裏垢がパート先の大学院生さんにバレてしまった。 いや、私は嘘を付いていなくて、彼が30歳と言うから…代休を取得したというから会おうとしただけ。 写真だって、どう見てもアルバイトで見る彼とは違う感じだった…私は何故気づ…

update2

君は唇を震わせ、涙ぐんだ様子で僕から視線を逸らす。 確かに両手に手枷は付けているが、それだけの状態で椅子に腰を下ろしているだけだ。 私服のままであるし、動こうと思えば…若しくは僕の発言に異議を唱えるならば、充分な時間は与えられている。 立って…

update

君の1番濃い経験は、ひと回り上の男性だと話してくれたっけか。 すごく濃厚な関係を築いたんだってね。 きっと今の君の幾らかは、その人の影響によるものだろう。 彼も撮影癖があったみたいだね。自分の名前を君に言わせて、気持ちいいのってさ。 それがその…

破壊する人。

こちらも2015年の10月の日記を再掲。 この時期の私と、今の私の心境は似ていたのかもしれない。 .................................................................... 自分で壊すか、人に壊してもらうか…? 心の闇を享受してくれるのだろうか? わたしを…

鼻。

2015年の日記を加筆修正。 鼻のかたちはペニスのかたち。 鼻のすじが通っている人のペニスは きっとわたし好みなんだろうなあと妄想する。 わたしの中で鼻はペニス。 鼻先を上唇でとらえ 下唇と舌でビュルッと舐める。 亀頭と同じ感覚。 手で頭を固定して 鼻…

ambivalence

お世辞にも可愛いとも美しいとも言えない 動物的な声と、振動音だけが室内に響く 近くで見守ってみたり 時々遠くから眺めてみたり 僕の前で、こんな哀れな姿になって 恥ずかしくないの? 人でもなければ、精製肉にすらなれない 家畜以下のような生き物だとい…

apple

彼は言う。 りんごをそれぞれが想像させたところで 全く同じりんごには到底ならないということ。 シンプルでとても分かりやすい。 限りなく寄せ 限りなく妥協できるかってこと。 愛し合うってそういうこと。

お馬さん、ゆらゆら。

別のところで書いていたものを再掲。 https://www.instagram.com/p/vEsH-5usi6/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=11offrtc1bzl7 Karina Akopyan Instagramより アートの中にポップさとグロテスクさが混在する世界が好き。 この世界を凝縮すると、そんな感…